今回はランニングシューズの買い替え時について解説をします。
一般的な所から、ソールのチェック方法まで解説出来たらと思います。
一般的には500kmオーバーで買い替え
まず一般論でいうと、走行距離500km以上で買い替えになるかと思います。
月間200km走る人であれば、だいたい3か月で交換といったところ。
ブルックスでは700km程度と記載されています。

もちろん、それ以外の条件も様々記載があり、おおよそまとめると下記に。
・いびつに変形しているものはNG→機能が著しく落ちている可能性
・破れているのはNG→そりゃそうだ
・ミッドソールに溝が多く入っている→クッション性の低下懸念
・アウトソールの摩耗→グリップ性の低下懸念
要するに、買ったらどんどん履いて、500km~どんなに履いても1000kmまでには買い替えと
500kmを超えたら、買い替え時であることを意識しておくのが良いと思います。
特に買い替えを早めたい人のパターン
特にナイキではしっかり記載されている、靴底の減りがいびつな方は、早めに買い替える必要があります。
1. 摩耗パターンに片寄りがある
シューズの底と側面をちらっと見るだけで、ランニングシューズの交換時期を判断するのに十分な情報が得られることがある。 トレッドがある程度磨耗するのはよくあることだが、摩耗している部分が左右不統一である場合は、問題が起こりうるサインと捉えてよい。 たとえば、シューズの左右どちらかがもう一方よりも摩耗していることに気づいた場合、または、より一般的な例として、左右両方のシューズの特定の部分だけが激しく摩耗している場合(外側のエッジが摩滅しているが、内側のエッジは摩滅していないなど)が挙げられる。
引用元
靴底がフラットであることで、身体の歪みや癖を修正してくれているので。
摩耗、圧縮することによって、その歪みや癖を助長してしまう靴に変化することがあります。

例えば、上記画像がわかりやすい例かと思います。
外側が大きく減ったシューズで、そのまま走り続けたら
更に外側に荷重がかかり、その負荷は身体にのしかかります。
つまり、極端な減り方をする方については、早めに買い替えをすることが望ましいです。


また、このシューズの極端な減りは、インソールによって多少補正することが可能です。
こちらは提携サイト様にて、確認してみて下さい。
靴底からみてわかる例


例えば、筆者のシューズを例にして評価してみましょう。
左足に関しては、かかと外側から減りつつ
だいたい第三趾、中指辺りで特に抜けていっているのがわかります。
これは左前十字靭帯術後であるのもあり、脚部筋力や協調性不足による擦れであったり
元々股関節内旋が苦手かつ、O脚傾向で拇指側に荷重がかかりにくいこともあり、中指から抜けていってます。



逆に右足は健康体でありつつ、フォア~ミッドフットで推進できるので
前足部は第二趾、人差し指辺りで抜けていっています。
脚部に不安がないため、ミッドソールむき出し部分はこちらの方がより摩耗しています。

靴底の形状としては、拇指側に荷重が流れやすいようになっているので
左足に関しては、股関節の内旋、もしくは足部の拇指荷重を促すようなエクササイズが必要でしょう。
一方で、右足に関してはこのままで十分のように見えます。
まとめ

今回はランニングシューズの買い替え時について解説をしました。
特に毎日履く靴であればあるほど、その人の癖が出やすいので、わかりやすいかと思います。
癖がわかるほど摩耗している場合、徐々に悪い方向へ持っていかれることが多いので
まずは500kmを目安にしつつ、可能なら早めに買い替えをした方が身体には良いでしょうね。


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