ナイキ公式からです。
ジョグで活躍するクッション系、安定性の高いシューズ、ストラクチャーシリーズですが
このようにストラクチャー26が登場、7月上旬より販売開始となっています。
ちなみに今後はペガサスシリーズのように、ボメロと一緒にプレミアム、プラスモデルが出る模様。
下記では前作と比べて、どのような所が変わったのかを構造上から解説します。
理念は残しつつ、大幅な改修を実施

まず画像からみてもわかるのは、側方への安定性というコンセプトは残しているということ。
ちょうどくるぶし下あたりに、ミッドソールを巻き上げ、アッパーにも補強が入っているのがわかります。
これは内側、外側両方にあるので、オーバー、アンダープロネーション両方に対応する設計です。


一方で、フォーム材は今までCushlon 3.0フォームとAir Zoomユニットだったのですが。
今作ではReactX フォームを全面に採用し、柔らかさを打ち出しています。
このため、ガイド性の高い、サポート性の高くて硬いというものから、程よいサポートで柔らかくなっているのが大きな変更点。


また、アウトソール意匠も同様で、ラバーは内側縦アーチ、外側縦アーチを肉抜きしています。
ただし、その手前の載距突起付近、立方骨付近にはラバーがしっかりありますので
アーチの動きは残しつつ、行き切らないようわずかに底面部でのサポートも残しています。
これは接地感を柔らかくしたい意図のようで、柔らかいけどサポートがある二律背反した課題に挑戦している設計です。


一方で、従来ストラクチャー25にあった大型ヒールカウンターは非採用。
アウトソールラバーも、今よりもサポートが強くなるような構造配置となっています。
なので、ストラクチャー26は柔らかいんだけど、必要なサポートがあるという新しい製品になっています。

ちなみにこういうイメージでみるのも、わかりやすくて良いかと。
弾むペガサス、柔らかいボメロ、支えるストラクチャーというイメージで展開されていくようです。
まとめ

今回はナイキの新作、ストラクチャー26について解説しました。
ドロップについてはまだわかりませんが、前作が10mmだったことを考えると
おそらく今作もミドル~ハイドロップ、ミッドフット~ヒールストライカー向けかなと思います。
柔らかいけど安定性があるという所で、毎日痛み無く楽しく走りたいヒールストライカーに特に適していそうな印象です。
また、ガイド性はより適切になった印象で、こちらも扱いやすくなっている印象。
アウトソールが内外どちらか極度に摩耗する人にも、薦めやすい製品かと思います。
あとは店頭に並ぶのが楽しみですね。
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