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ミズノ ネオゼン レビュー

ランニングシューズ レビュー

ミズノから発売されている中価格帯のシューズ、ネオゼン。

今回はネオゼンを解説、実際に履いてレビューしていきます。

この冬から登場した新作で、ネオビスタのミドルモデル的立ち位置となるネオゼン。

早速解説、レビューもしていきます。

 

製品スペック

公式から発表されているデータは以下の通り。

 

・価格:16500円
・足幅:2E(レギュラー幅)
・重量:235g(27cm)
・対象ランナー:サブ4~完走レベル
・ドロップ:6mm
・スタックハイト:33.5-39.5mm
・ミッドソール:MIZUNO ENERZY NXT(超臨界発泡技術)
ミズノ公式より
基本的に軽量かつ、クッション性を高めているのが本作の特徴。
また、ネオビスタとは安定性の面で大きく異なります。
以下では個人的に面白い所をいくつか解説します。

特徴1 非常に柔らかいクッション性

今作の非常に特徴的な所として、柔らかいクッション性が挙げられます。
使用されているフォームはMIZUNO ENERZY NXT(超臨界発泡技術)であり、このフォームが柔らかく沈み込むのが特徴です。

このクッション性はメリットにもなり得ますが、デメリットにもなり得ます。

柔らかく沈み込むクッションは、個々人の荷重圧をダイレクトに受けやすいので

例えばO脚で外側ばかりソールがすり減るという方は、より外側に沈んでしまう、ということです。

そのため、一般的にはプレートを入れて安定性を高めます。

ただ、それはネオビスタが担っているので、ネオゼンでは軽量性を重視。

この高いクッション性、不安定性と付き合えるかがネオゼンを履けるかどうかになります。

そのため、ある程度綺麗なフォームで走れないと、蓄積ダメージが溜まりやすいのが本作です。

 

ただ、この辺りを軽減できるのがインソールです。

本作であれば外側荷重であれば立方骨部、内側加重であれば載距突起を支えられるとまず良いかと。

加えて、もちろん踵骨へのサポートや、中~後足部にプレートがあるものの方が良いでしょう。

インソールの硬度で、不安定性を軽減させる手法は本作では効果的になりやすいです。

ちなみに実際に履いた感覚でいうと、不安定性は高めではあるものの、ある程度綺麗なフォームなら走れる印象。

思っているよりは沈み込みも強すぎはしませんでした。

ただ、他の安定性の高いシューズに比べると圧倒的に不安定、柔らかいクッションが特徴なので

いつも同じ部位が痛くなる、という方は何らかのサポートがあったほうが良いでしょう。

 

特徴2 ミズノらしいアッパーサポート

とはいえ、ソールの個性を多少緩和するように、アッパー側は快適性とサポート性を両立させています。

まずは通気性の高い、荒いニットアッパーは、心地の良いフィット感を提供します。

このニットアッパーはよく見ると、中足部以降下縁は通気性高く設計してあるのに対し

前足部、特に保形のための先芯を除くと、拇指~小趾球ライン部は強化されています。

そのため、特にフォア~ミッドでの接地時にサイドへブレにくくしているのが特徴。

加えて、ミズノロゴによるサポートも加えられていますし

更にニットの強弱で、後足部から前足部にかけて、サイドへの補強を行っています。

あくまで多少のサポートではありますが、グラグラしっぱなしでOK、とはしていないのは良いところです。

この辺はちゃんとチューンニングされており、走っていてもアッパーのブレ感は少ないです。

ただ、とはいえソールが不安定なので、あまりに側方への力が加わると不安ではあると思います。

やはり、ある程度綺麗に走れる人の方が、快適に気持ちよく走れるシューズだと感じます。

 

特徴2 ソールパターン意匠

ソールはかなりシンプルなようにも見えますが、ここにも工夫があります。

かなりフォームが柔らかく沈むので、側方へブレないように中央部へ圧が加わるような意匠です。

これはクッション性、クッション感を増すためにも有効な意匠。

また、よく見てみるとかかと外側、母指球は特に肉抜きが少ないことがわかります。

接地時の加重がかかるポイントと、蹴り出し時に荷重がかかるポイントには、圧を分散する機構が採用されています。

ただ、こちらも母指球以外はそこまで強い意匠ではないので、多少補正がある程度。

また、中央の肉抜きがやや小趾側に流れるので、足部が内転している方は多少注意が必要でしょうか。

母指球、拇指側で蹴り出すのが苦手な方は、少し意識強めにもつ必要があると思います。

 

特徴 スムーススピードアシストは下駄感覚

本作ネオゼンにはスムーススピードアシスト機能が採用されています。
この機能はフォアフット~ミッドフット時に、時速12km位だと、ふくらはぎ周りの負担を軽減するというもの。
本作は6mmドロップで、軸の位置的にはミッドフットが最も適した走法になると思います。
というのも、接地面が本作ではだいたい距骨部、立方骨部になりやすい設計であり
この立方骨部での支持は立位時に効果的で、この軸をうまく使うならミッドフットが適しています。
もちろん、フォアフットでもヒールストライカーでも履けますが
最も活かせるのはフォアフットを混ぜたミッドフット。

ちなみに恐らく最初にスムーススピードアシストを搭載したウェーブデュエルでは、軸がもう少し前でした。

この辺の軸については本作でいうと3軸に当たるかと思います。

ただ、実際走ってみた感覚としては、3軸が若干あるかな程度にはなっています。

この辺はクッション性が非常に高い所が遠因としては挙げられます。

とはいえ、普通の6mmドロップシューズよりはかなり走りやすい感覚です。

走った感覚的には、ヒールストライカーにはちょっと不安定性が強すぎてしまうかなと思います。

そして、フォアフットではドロップがややあり、軸の関係で軽減はされるものの最適解ではない印象。

やはりミッドフットベースでの走行が、このシューズには最も適しているように感じました。

 

まとめ

今回はミズノのランニングシューズ、ネオゼンを解説していきました。

高いクッション性と軽量性に振り切った、面白いシューズだと思います。

一方であんまり走っていない、沢山走ると痛い箇所が出やすいランナーは

ネオゼンよりネオビスタを選んだ方が安心かな、とは思います。

個人的にはかなりおススメなので、自信のある方は是非試してみて下さい。

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